漏電調査

漏電とは

 正規の電気回路以外の箇所から回路の目的とは別に電気が流れてしまうこと

漏電要因
  • 電線・ケーブルの長年の絶縁劣化によるもの

  • 水によるもの(雨漏れ・水漏れ・雨の吹き込みなど)

  • 塩害によるもの(絶縁体に塩分が付着したり、浸み込んだりして絶縁劣化を引き起こす、または腐食させて絶縁劣化を引き起こすなど)

  • 小動物によるもの(電線を噛んだりして絶縁体を破壊するなど)

  • ほこりがたまって水分を吸い込んだりして絶縁劣化した場合など

  • 人的要因で扱い中に傷をつけてしまった場合など

一般的な調査

 漏電箇所と思われる分電盤等を一時停電させてから絶縁抵抗器で分岐ブレーカーを一個ずつ測定して漏電箇所を特定します。

盤等を停電させないで調査

 盤を停電させないで調査します。
 零相を測定し、漏電電流を測って箇所を特定します。

なかなか特定できない場合

 漏電がある一時的にしか起きない連続性のない場合があります。
 この場合24時間監視できる機械があり、回路にそれぞれ機械を仕掛け回路を絞り込んでいき、箇所を特定します。